趣意書

東京電力福島第一原発の事故によって未曾有の放射能汚染が引き起こされました。この事故による健康被害の可能性について「一定の被曝量に達しなければがんにはならない」という説明が蔓延しています。放射線の被害は、浴びた放射線量とがんとの関係だけで決して語るべきではありません。
私たちは、元気に活動している子どもたちやこれから生まれる子どもたちの健康を心配しています。私たち自身も被曝による健康上の不安を抱えながら生きています。

原発事故のあと、鼻血が出た、口内炎や口角炎になった、爪がはげる、ものもらいや結膜炎になったという人が少なくありません。すぐに化膿する、風邪のような症状が続くという人もたくさんいます。激しい疲れや体重の減少を訴える人も……。これらの症状は、決して高度な被曝地域に限りません。
事故後の不安、生活環境と抱えている健康の状態を詳しく記録しておくことが大切です。
「被曝=がん」という単純な構図で東京電力福島第一原発事故による被害を評価するのではなく、大勢の人たちの生活や健康の状態を把握しながら放射線の影響を具体的に検証することが必要ではないかと考えています。

私たちは、高濃度汚染地帯とされる地域ばかりでなく、国や自治体が安全だという地域についても、そこに住む人たちの生活と健康状態の記録を残すために、―フクシマ原発事故「生活と健康」影響調査、記録を残そうプロジェクト―に取り組むことにしました。
本調査自体は疫学調査といえるものではありませんが、事実の記録こそが福島第一原発の多様な影響を知る手がかりになると考えています。
みなさまのご協力とご支援をお願いいたします。

調査の進め方

  • 調査は「たぁくらたぁ」編集委員会で取り組みます。
  • 調査期間 2012年1月~3月(第1期)、4月~6月(第二期)。
  • 調査の方法
    原則として、調査室のメンバーが現地に出向き所定の調査票(別紙)に基づいて聞き取り調査を行います。ご希望の方(グループ)には調査票をお送りしますので、調査室にご返送ください。インターネットによる、所定のフォームからのご回答も可能です。
  • 調査地域は、福島県内に限らず全国を予定しています。
  • 調査人数は、それぞれの地域で数家族、20名から30名を最小単位とします。
  • 調査結果は、本ホームページ(http://fukushima-health-survey-project.info)で随時、報告します。
    また、「たぁくらたぁ」誌上で(4月発行予定の26号、7月発行予定の27号)で報告する予定です。

支援のお願い

本調査(調査・集計・分析)の費用について、みなさんのご支援をお願いいたします。
お振込先 郵貯振替口座
口座番号 00590-3-93844
加入者名 青人草
☆ 通信欄に、「生活と健康調査」、とお書きください。

問い合わせ先

たぁくらたぁ編集室
〒380-0082 長野県長野市上松2-2-17 城東ビル3F オフィスエム内
電話 080-5147-0019(野池元基)
ファックス 026-237-8103
メールアドレス mail@fukushima-health-survey-project.info
調査室
〒389-2101 長野県中野市大字豊津2063-33 (関口鉄夫)
電話 0269-38-3827
メールアドレス mail@fukushima-health-survey-project.info